和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月21日(土)

神島高の吉田君が日本代表 カヌーU16国際大会に出場

 神島高校(和歌山県田辺市)カヌー部2年の吉田朋矢君(16)が、9月にスロバキアで開かれる「オリンピックホープス」に出場する16歳以下の日本代表に選ばれた。


 吉田君は、4月下旬に石川県小松市の木場潟カヌー競技場で開かれた日本代表選考会のU16(16歳以下)男子カナディアンシングル(C―1)500メートルに出場し、2分14秒5を記録して1位になった。

 日本カヌー連盟が2日、2022年度のカヌースプリントジュニア・U23(23歳以下)・オリンピックホープスの日本代表選手を発表。吉田君はU16男子C―1の500メートルで日本代表に決まった。

 吉田君は高校に入ってからカヌーを始めた。田辺市明洋中学校でサッカー部だった。神島高カヌー部顧問で、ロンドン五輪のカナディアンで7位入賞した阪本直也教諭のもとで力をつけた。取材に対し「日本代表に選ばれた実感はあまりない。先生が用意してくれたメニューを頑張ってやっていた。国際大会は初めてなので、無心で挑戦したい」と話した。

 紀南関係ではこのほか、U23世界選手権に出場する日本代表に、神島高出身で武庫川女子大学3年の小林実央選手が女子C―1の200メートル、20年に田辺工業高を卒業した自衛隊体育学校の冨塚晴之選手が男子カヤックペア(K―2)の500メートルで選ばれた。