第４回全国高校カヌー長距離選手権大会（日本カヌー連盟主催）が２０日、京都府京丹後市の久美浜湾カヌー競技場であり、少年Ａ（２年生）の部のカナディアンシングルで神島２年の津田龍之介君が４位に入賞した。


　男女とも１年生と２年生の部に分かれて、カヤックとカナディアンのシングル種目で順位を競った。コースの距離は５０００メートル。

　津田君は１０人が出場した２年生の部で２８分２４秒４３を記録した。１周２５００メートルのコースで、１周目を通過した時は２位だったが、終盤の競り合いで順位を落とした。「最後で自分に負けてしまった。夏に向けてもっと自分に厳しくやっていきたい」と、課題を口にした。

　紀南の高校でカヌー部がある神島と田辺工業の部員は、主に２００メートル、５００メートル、１０００メートルの距離の種目に出場している。

　高校からカヌーを始めた津田君は、新型コロナウイルスの影響で大会の中止が相次ぐ中、少しでも経験を積もうと慣れない長距離の大会に出場した。「入賞できてうれしい。今回を起点にして、他の大会でいい順位、いいタイムを取れるように努力したい」と、手応えも語った。