和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

「連休も感染防止を」 新型コロナで和歌山県知事

大型連休を前に、新型コロナウイルスの感染防止を呼び掛ける仁坂吉伸知事(25日、和歌山県庁で)
大型連休を前に、新型コロナウイルスの感染防止を呼び掛ける仁坂吉伸知事(25日、和歌山県庁で)
 和歌山県の仁坂吉伸知事は25日の定例記者会見で、今週末から始まる大型連休で人の交流が増えると予想されることから、新型コロナウイルスの感染防止策を取るよう、あらためて呼び掛けた。

 仁坂知事は「久々に帰省した友人であっても、大人数や集団での会食はやめていただいた方がいい。感染者が入ってしまうと、大勢にいっぺんにうつる可能性がある」と注意を求めた。

 一方「少人数で静かに楽しむことまで全部目くじらを立てることはしない」とし、音楽会や講演会、セミナーなど、マスクを着用し、静かに参加する催しについても「あまり問題ないと思う」とした。

 また、ワクチンの3回接種者の感染率は、2回接種者や未接種者らに比べ、大幅に少ないというデータを示し、3回目接種を「ぜひやってほしい」と求めた。

 17日現在、県民のうち3回目接種をした人の割合は57・1%(2回接種者率は84・6%)で、全国的にも早く進んでいるとした。一方「20代や30代は30%ちょっとぐらい」といい、若年層で低い傾向にあるという。