和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月11日(水)

自然の中で心整う 白良浜でテントサウナ体験

白良浜に設置されたテントサウナ(和歌山県白浜町で)
白良浜に設置されたテントサウナ(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の南紀白浜観光協会は16、17の両日、町内の白良浜など3カ所でテントサウナ体験会を開いた。宿泊業関係者らがサウナを体験したり、見学したりした。

 協会は、閑散期に観光客を呼び込む方法の一つとして、テントサウナの導入を考えてもらうことなどを目的に、NPO日本テントサウナ安全協会の協力で体験会を開いた。

 テント内でまきストーブをたくテントサウナは、アウトドアの新しい楽しみ方としてブームになっている。

 白良浜では、1張に4人ほどが入れるテントを砂浜に設置。テント内では、県内のかんきつ類で作ったアロマや地元間伐材のまきを使用した。水着に着替えた関係者らは、テントに入って汗をかき、外に出て自然の風や景色を満喫していた。

 テントサウナ安全協会の竹内純代表(48)は「テントサウナは全国的にはやっているが、白浜は美しい海があるなど、ものすごく可能性がある場所。設置できれば、遠方からもかなりの人が来ると思う」と太鼓判を押した。

 サウナの様子を見学した町内で民宿をしている那須弘明さん(90)は「民宿にテントサウナがあれば、話題にもなると思うので、購入を考えたい」と言い、観光協会の長谷充浩さん(39)は「会員にもテントサウナを体験してもらったが、ゆったりと楽しんでもらえたようだった。閑散期の対策として検討していきたい」と話した。