オカフジ咲く 熊楠が命名、上富田
国の名勝「南方曼陀羅(まんだら)の風景地」の一つに指定されている和歌山県上富田町岡、田中神社の森で、世界的な博物学者・南方熊楠ゆかりのオカフジが花を咲かせている。
オカフジは、大正時代の神社合祀(ごうし)の際、森を伐採から守った熊楠が命名したといわれる。普通のフジより房が短く、花びらが大きくて紫色が薄いが、翼弁の色が濃いのが特徴。森には何本も生えており、大木につるが巻き付くように伸びている。
ほぼ毎日付近を散歩しているという地元の男性(76)によると、暖かくなった数日前から一気に開花した。男性は「いつもよりも房の数が多い。きれいに咲いてくれて良かった」と話した。
オカフジは、大正時代の神社合祀(ごうし)の際、森を伐採から守った熊楠が命名したといわれる。普通のフジより房が短く、花びらが大きくて紫色が薄いが、翼弁の色が濃いのが特徴。森には何本も生えており、大木につるが巻き付くように伸びている。
ほぼ毎日付近を散歩しているという地元の男性(76)によると、暖かくなった数日前から一気に開花した。男性は「いつもよりも房の数が多い。きれいに咲いてくれて良かった」と話した。