岩塊撤去へ県道時間通行規制 古座川町明神の崩落現場:紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト

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2024年12月23日(月)

岩塊撤去へ県道時間通行規制 古座川町明神の崩落現場

不安定な状態の岩塊を撤去する工事が行われる県道すさみ古座線沿いの斜面(和歌山県古座川町明神で)
不安定な状態の岩塊を撤去する工事が行われる県道すさみ古座線沿いの斜面(和歌山県古座川町明神で)
 和歌山県東牟婁振興局串本建設部は5日から、巨石が崩落した古座川町明神の県道すさみ古座線で、崩落箇所の上部に残された岩塊を撤去する工事を行うため時間通行規制を始める。期間は9月27日までの予定で協力を呼び掛けている。

 巨石の崩落は明神郵便局から東に約50メートルの県道沿いの岩壁で発生し、2月3日未明から全面通行止めになった。県では巨石を撤去したり、仮設防護柵を設置したりといった対策を進め、同月21日から、夜間を除き片側交互通行できるようにしていた。

 その後、不安定な状態で残った約200トンの岩塊を撤去する方法などを検討し、5日から本格的な工事を始めることになった。岩塊の上部側から少しずつ掘削しながら撤去する計画で、岩が崩落した場合の交通の安全を確保するため、規制内容を片側交互通行から時間通行規制に変更することにした。

 規制時間は午前9時~9時50分と10時5分~正午、午後1時~2時20分、2時35分~5時。これまでも行っていた夜間通行止め(午後7時~午前7時)は継続する。

 9月27日までとしている期間について、担当者は「もう少し早く終わりそうだが、やってみないと分からないところもある」としている。

 夜間通行止めを除き、日曜・祝日は解除し、片側交互通行となる。緊急通行車両と公共交通バス、ごみ収集車は通行可能。迂回(うかい)路は国道371号や国道42号など。

 問い合わせは県東牟婁振興局串本建設部(0735・62・0755)へ。