和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

冬鳥のシロハラ飛来 和歌山県田辺市の高山寺

飛来しているシロハラの雄(和歌山県田辺市稲成町で)
飛来しているシロハラの雄(和歌山県田辺市稲成町で)
 和歌山県田辺市稲成町の高山寺に冬鳥のシロハラ(ヒタキ科)が飛来している。中国東北部などで繁殖し、日本で越冬する。春には、「キョロン、キョロン」とさえずるようになる。4月末ごろまで見られる。

 シロハラは平地や山地のよく茂った所で生息し、暗所を好む。雄は頭部が灰褐色で、雌は褐色をしている。名前の通り、腹部が白っぽいのが特徴。全長は25センチほどで、ヒヨドリよりやや小さい。

 日本野鳥の会県支部会員によると、地上の枯れ葉を蹴散らして小さな虫を探す。ピラカンサのような柔らかい実も食べるという。