羽広げると2メートル超 クロアシアホウドリが飛来
繁殖期以外は洋上で生活するクロアシアホウドリが19日、和歌山県田辺市沖で目撃された。全長70センチで羽を広げると2メートルを超える大形の海鳥。日本野鳥の会県支部幹事の津村真由美さん=田辺市秋津町=は「本来ははるか沖合にいるが、海流に沿って近海に飛んできた可能性がある。この辺りでは初確認になる」と話している。
遊漁船に近づいてきたクロアシアホウドリを撮影した船長(59)=同市=によると、同日午前6時ごろ、釣り客を乗せて田辺市新庄町の港から出港。約10キロ沖合で釣りをしていたところ、釣り餌を目当てに海鳥が集まってきて、その中に交じっていたという。
船長は「初めて見る黒っぽい鳥で、その大きさにびっくりした。他の漁師も見たと話していたので近くに数羽いたみたい」と振り返る。
クロアシアホウドリは、北太平洋に広く分布、日本では伊豆諸島鳥島や小笠原諸島などで繁殖している。雌雄同色で、成鳥はほぼ全身が焦げ茶色。くちばしが黒く、顔の前面と羽の一部が白い。
遊漁船に近づいてきたクロアシアホウドリを撮影した船長(59)=同市=によると、同日午前6時ごろ、釣り客を乗せて田辺市新庄町の港から出港。約10キロ沖合で釣りをしていたところ、釣り餌を目当てに海鳥が集まってきて、その中に交じっていたという。
船長は「初めて見る黒っぽい鳥で、その大きさにびっくりした。他の漁師も見たと話していたので近くに数羽いたみたい」と振り返る。
クロアシアホウドリは、北太平洋に広く分布、日本では伊豆諸島鳥島や小笠原諸島などで繁殖している。雌雄同色で、成鳥はほぼ全身が焦げ茶色。くちばしが黒く、顔の前面と羽の一部が白い。