和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月16日(土)

全日制の倍率は0・89倍 和歌山県立高校の入試一般出願

2022年度県立高校の出願状況(紀南関係分)
2022年度県立高校の出願状況(紀南関係分)
 和歌山県教育委員会は22日、2022年度高校入試の一般出願(一般選抜・スポーツ推薦)状況を発表した。全日制の出願倍率は、前々年度、前年度と同じ過去最低の0・89倍となった。日高以南では、神島の経営科学科で出願者数が定員を24人上回るなど、5校6学科で定員超えとなった。志望先は、この後の本出願時に変更できる。

 全日制は29校4分校62学科・コースが6042人を募集。一般選抜に5255人、スポーツ推薦に112人の計5367人が出願した。

 出願倍率が最も高かったのは和歌山工業の建築科で1・33倍。次いで向陽の普通科と海南(海南校舎)の普通科が1・31倍、田辺工業の情報システム科と神島の経営科学科、那賀の普通科が1・20倍などだった。

 田辺工業の情報システム科は定員40人に48人、神島の経営科学科は120人に144人が出願した。このほか、日高以南で定員を超えたのは、紀央館の普通科(13人超過、1・11倍)▽田辺の普通科(11人超過、1・06倍)▽神島の普通科(11人超過、1・09倍)▽新宮の普通科(4人超過、1・02倍)だった。

 一方、県内21校4分校41学科・コースでは、出願者が入学者枠数を下回った。

 定時制は7校9学科が495人を募集し、180人が出願。倍率は0・36倍だった。海南の普通科(夜)は22年度から募集を停止する。

 本出願は3月2、3日。学力検査は9日、面接や実技検査は10日。17日の午前10時に合格発表する。