和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

ソロプチミストから支援 熊野高サポーターズ

国際ソロプチミスト和歌山紀南の岩本恵子会長(右から2人目)から支援金を受け取るKumanoサポーターズリーダー部のメンバー=和歌山県上富田町朝来で
国際ソロプチミスト和歌山紀南の岩本恵子会長(右から2人目)から支援金を受け取るKumanoサポーターズリーダー部のメンバー=和歌山県上富田町朝来で
 熊野高校(和歌山県上富田町朝来)のKumanoサポーターズリーダー部は、国際ソロプチミスト和歌山紀南(岩本恵子会長)から5万円の支援を受けた。

 ソロプチミスト和歌山紀南では毎年、奉仕活動をする中高生の団体を「Sクラブ」として認証し、支援金を贈っている。サポーターズリーダー部は自動体外式除細動器(AED)使用時に患者の胸部を覆うAEDシートの開発などが評価され、昨年10月に認証を受けた。

 同部は自作したAEDシートを上富田町や田辺市、白浜町に寄贈している。今回の支援金はシートに使用するナイロン製の生地の購入費に充てるという。

 熊野高校でこのほど、贈呈式があり、岩本会長(65)ら役員3人が同部の生徒に支援金を手渡した。2年の寒川彩羽さん(17)は「生地は高価で購入できていなかった。AEDシートが全国に広まるよう頑張っていきたい」と感謝した。

 岩本会長は「AEDシートは女性目線で作られていて素晴らしい。このようなことに支援金を使ってもらえるのはうれしい」と話した。

 ソロプチミスト和歌山紀南は、南部高校農業クラブにも支援金を贈っている。