仏製の小水力発電機設置 田辺市上秋津、12月上旬稼働へ
和歌山県田辺市上秋津の一般社団法人「ふるさと未来への挑戦」が9日、地元の右会津川左岸で進めている小水力発電の工事で、フランス製の水車発電機を設置した。関連装置の設置や試験を経て、12月上旬から稼働させる予定。売電収益は地域づくりに生かす。
上秋津はミカンや梅を栽培する農村地域。農産物直売所や廃校舎を活用した都市農村交流施設の運営、農業の人材育成、スマート農業など地域づくりに取り組んでいる。
「ふるさと未来への挑戦」は、耕作放棄地を利用して太陽光パネルを設置し、その発電からの収益で地域づくりの支援もしており、さらに、小水力発電にも取り組み、その売電収益も地域づくりに生かす。事業費は約2千万円。事業を応援してもらおうと、クラウドファンディング(CF)で資金を募り、目標の300万円を超える寄付金も集まった。
小水力発電を整備している場所は、川上神社近くの右会津川左岸。工事は3月下旬から始めたが、海外からの輸送の遅延や梅雨の増水の影響などで、当初予定していた7月の稼働からは遅れていた。
このほど、フランス製の10キロワットの水車発電機2台が到着し、9日朝、建設会社などが設置作業をした。約3メートルの落差を利用して水圧でタービンを回して発電する。今後、電力変換装置を設置し、稼働試験をして、12月上旬の稼働を予定している。
計画や申請、発電機の輸入など事業のコーディネートをする、一般社団法人「南紀自然エネルギー」(串本町)の仁木佳男代表(45)は「今回の場所のように落差の小さい場所での小水力発電は国内でも少ない。今後、こういった地域主体の小水力発電が広がることを期待したい」と話した。
ふるさと未来への挑戦の代表、原和男さん(80)は「地域内外のさまざまな人の応援、地元水利組合の協力を頂きここまで進んできたことは感無量。地域の活性化に役立てるよう取り組んでいきたい」と語った。
上秋津はミカンや梅を栽培する農村地域。農産物直売所や廃校舎を活用した都市農村交流施設の運営、農業の人材育成、スマート農業など地域づくりに取り組んでいる。
「ふるさと未来への挑戦」は、耕作放棄地を利用して太陽光パネルを設置し、その発電からの収益で地域づくりの支援もしており、さらに、小水力発電にも取り組み、その売電収益も地域づくりに生かす。事業費は約2千万円。事業を応援してもらおうと、クラウドファンディング(CF)で資金を募り、目標の300万円を超える寄付金も集まった。
小水力発電を整備している場所は、川上神社近くの右会津川左岸。工事は3月下旬から始めたが、海外からの輸送の遅延や梅雨の増水の影響などで、当初予定していた7月の稼働からは遅れていた。
このほど、フランス製の10キロワットの水車発電機2台が到着し、9日朝、建設会社などが設置作業をした。約3メートルの落差を利用して水圧でタービンを回して発電する。今後、電力変換装置を設置し、稼働試験をして、12月上旬の稼働を予定している。
計画や申請、発電機の輸入など事業のコーディネートをする、一般社団法人「南紀自然エネルギー」(串本町)の仁木佳男代表(45)は「今回の場所のように落差の小さい場所での小水力発電は国内でも少ない。今後、こういった地域主体の小水力発電が広がることを期待したい」と話した。
ふるさと未来への挑戦の代表、原和男さん(80)は「地域内外のさまざまな人の応援、地元水利組合の協力を頂きここまで進んできたことは感無量。地域の活性化に役立てるよう取り組んでいきたい」と語った。