和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

身近な梅の魅力再発見 関連商品集め企画展

梅干しや梅酢をはじめ、蜂蜜など梅に関係した商品が並ぶ企画展(和歌山県田辺市湊で)
梅干しや梅酢をはじめ、蜂蜜など梅に関係した商品が並ぶ企画展(和歌山県田辺市湊で)
 和歌山県のJR紀伊田辺駅前の田辺エンプラスは、1階のアンテナショップで、企画展「めぐりめぐる梅展」を開いている。梅の魅力を再発見してもらうのが狙い。梅干しや梅酢、梅の栽培と関わりが深い蜂蜜など約30種類の商品を展示、販売している。26日まで。

 地域の特産品は、暮らす人々には当たり前過ぎてなかなか魅力が見えにくい。そこで「梅の見え方が少し変わるような展示」を企画した。400年にわたり高品質な梅を持続的に生産し、世界農業遺産にもなっている「みなべ・田辺の梅システム」についても紹介している。

 企画展では定番の地元の梅干しはもちろん、東京スカイツリータウン内の商業施設「東京ソラマチ」で販売している、全国から厳選した6種類の梅干しをカプセルに入れた「ウメボシカルタ」、1粒ずついろいろな会社の梅干しを楽しみながら梅について学べる「梅本」などが並ぶ。

 料理に加える「たまり梅酢」、日常のファッションに梅を取り入れるデザイナーユニット「kumano..」のアクセサリー、梅システムに関係した備長炭の菓子など、梅干し以外の商品も多い。

 エンプラスでは「プレゼントや手土産になりそうな自分だけの『推し梅』を見つけて」と呼び掛けている。

■11、12日 梅ごはん販売

 みなべ町で5代続く梅農家が営む梅干し屋「梅ボーイズ」が手掛ける梅ずくめのランチプレートを11、12の両日に限定販売する。午前11時~午後0時半、午後0時半~2時の部がある。各回先着15人(予約優先)。

 プレートは梅酢唐揚げなど梅や梅酢をふんだんに使用した料理が中心。塩としそだけで漬けた梅干しとご飯の食べ放題付きで1食1200円。

 営業時間は午前10時~午後7時。予約、問い合わせは田辺エンプラス(0739・25・8230)へ。