初の宿泊療養開始 新型コロナで和歌山県
和歌山県は1日、和歌山市のホテルで、新型コロナウイルス感染者の「宿泊療養」の運用を開始した。病床使用率は低下傾向にあるが、退院可能で自宅に戻れない事情がある人に利用してもらう。1日から2人が療養を始めた。
県が、和歌山市のJR和歌山駅近くのホテル「東横INN JR和歌山駅東口」(187室)を、来年3月末まで借り上げている。県はこれまでも宿泊施設を準備したことがあったが、実際に運用するのは初めて。
「東横INN」では、151室を宿泊療養者の居室としている。療養者は原則、弁当を受け取る時など以外は、室内から出ることはできない。
医師や看護師、県職員、弁当などを用意する支援員、警備員らが対応。廊下にはカメラも備え付けている。ホテル内は仕切りを設置し、療養者と関係者が接触しないよう、動線を分けている。病院からは、自家用車か県が用意する車を使う。これらの費用は県が負担する。
県は独自運用で、発症や検体採取から7日間経過した軽症者や無症状者であり医師が認めた人は退院可能としている。ただ、あと3日間は法律に基づき、療養する必要がある。今回利用を始めた2人は、1人暮らしや、高齢者や幼い子どもがいるなど、自宅で療養するのが心配な人という。
和歌山県は一貫して「全員入院」を維持しているが、病床使用率が8月25日に過去最高の96・5%になるなど、一時は感染者数が病床数を超える恐れが出ていた。その後、減少傾向となり、9月1日は80・1%となっている。
県が、和歌山市のJR和歌山駅近くのホテル「東横INN JR和歌山駅東口」(187室)を、来年3月末まで借り上げている。県はこれまでも宿泊施設を準備したことがあったが、実際に運用するのは初めて。
「東横INN」では、151室を宿泊療養者の居室としている。療養者は原則、弁当を受け取る時など以外は、室内から出ることはできない。
医師や看護師、県職員、弁当などを用意する支援員、警備員らが対応。廊下にはカメラも備え付けている。ホテル内は仕切りを設置し、療養者と関係者が接触しないよう、動線を分けている。病院からは、自家用車か県が用意する車を使う。これらの費用は県が負担する。
県は独自運用で、発症や検体採取から7日間経過した軽症者や無症状者であり医師が認めた人は退院可能としている。ただ、あと3日間は法律に基づき、療養する必要がある。今回利用を始めた2人は、1人暮らしや、高齢者や幼い子どもがいるなど、自宅で療養するのが心配な人という。
和歌山県は一貫して「全員入院」を維持しているが、病床使用率が8月25日に過去最高の96・5%になるなど、一時は感染者数が病床数を超える恐れが出ていた。その後、減少傾向となり、9月1日は80・1%となっている。