和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

小中学校で2学期スタート みなべ町、校内放送で始業式も

高城小学校であった始業式。新型コロナの感染防止のため児童は間隔を空けて並んでいる(30日、和歌山県みなべ町土井で)
高城小学校であった始業式。新型コロナの感染防止のため児童は間隔を空けて並んでいる(30日、和歌山県みなべ町土井で)
 和歌山県みなべ町の全5小学校3中学校で30日、始業式があり、2学期がスタートした。各学校は、引き続き新型コロナウイルスの感染防止を徹底。体育館などに集まらず、校内放送で始業式をする学校もあった。


 同町土井の高城小学校(夏見和敏校長、49人)は、小規模校のため例年通り体育館で始業式をしたが、全員がマスクを着用し、間隔を空けて並ぶなど感染防止を徹底し、時間も短縮した。

 夏見校長は、新型コロナについて触れ「対策を忘れないで。2学期は運動会などいろいろな行事があるが、突然の中止や延期があるかもしれない」と話した。保健の担当教諭は手洗いやマスク着用の徹底のほか、早寝早起きをして生活リズムを整えるよう呼び掛けた。

 その後、児童は各教室に戻り、夏休み中に作った工作を提出した。

 2学期のコロナ対策について、町教育委員会は「これまでは危機感が薄かったが、紀南でも感染が広がっており、気を引き締める必要がある」と強調。給食は黙って食べ、話す時はマスクをするといった対策も徹底するよう呼び掛けていく。もし感染者がいても、偏見を持ったり差別をしたりしないようにも呼び掛けるという。

 田辺市龍神村の全4小学校1中学校は、9月1日に始業式をする。