9月から宿泊療養開始へ 和歌山県、全員入院の維持困難
和歌山県は24日、県内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、病床数が満床に近づいていることを受け、9月1日から「宿泊療養」を開始すると発表した。これまで続けてきた「全員入院」は維持できなくなる。また、県立学校の夏休み期間を8月31日までと決めた。
仁坂吉伸知事は24日の記者会見で「入院率100%は無理かなというところまで追い込まれている。新規感染者を抑えないといけない」と話した。
「宿泊療養」は和歌山市のJR和歌山駅近くにあるホテル「東横INN」(187室)の151室を利用する。
対象は、入院者のうち発症後5~7日経過し、無症状や軽症で医師が認めた人。重症化の恐れが低い場合などは、入院を経ずに宿泊療養してもらう可能性もあるという。
現在確保している病床560床からの増床も検討中だが、宿泊療養開始までに満床になった場合については、重症度に応じて入院を待機してもらう可能性もあるという。
一方、県教育委員会は、県立学校の夏休み期間を8月31日までとした。県教委によると、夏休みは規則で8月31日までと決まっているが校長の裁量で、短縮できる。特別支援学校を含め、43校中32校が当初、新学期開始の前倒しを予定、最も早い学校は23日としていた。
9月1日以降については、状況に応じて分散登校やオンライン学習などを検討し、夏休みの延長はいまのところ、考えていないという。生徒が学校外で集まってしまう恐れがあることなどが理由。
小中学校については管轄する市町村に、地域の状況を踏まえ、適切な対応を取るよう依頼した。
このほか、仁坂知事は県内の宿泊施設に対して、県外からの旅行などの新規予約は受け付けを控えるよう求めた。県民についても「不要不急の外出自粛を求めていて、奨励しているわけではない」とした。
また、ファミリーレストランや回転ずし店などで、大人数が食事後にマスクなしで長時間、話し込むケースがあるといい「他の客にも迷惑だし、感染リスクがある。食べたらマスクをすることを励行してほしい」と話した。
仁坂吉伸知事は24日の記者会見で「入院率100%は無理かなというところまで追い込まれている。新規感染者を抑えないといけない」と話した。
「宿泊療養」は和歌山市のJR和歌山駅近くにあるホテル「東横INN」(187室)の151室を利用する。
対象は、入院者のうち発症後5~7日経過し、無症状や軽症で医師が認めた人。重症化の恐れが低い場合などは、入院を経ずに宿泊療養してもらう可能性もあるという。
現在確保している病床560床からの増床も検討中だが、宿泊療養開始までに満床になった場合については、重症度に応じて入院を待機してもらう可能性もあるという。
一方、県教育委員会は、県立学校の夏休み期間を8月31日までとした。県教委によると、夏休みは規則で8月31日までと決まっているが校長の裁量で、短縮できる。特別支援学校を含め、43校中32校が当初、新学期開始の前倒しを予定、最も早い学校は23日としていた。
9月1日以降については、状況に応じて分散登校やオンライン学習などを検討し、夏休みの延長はいまのところ、考えていないという。生徒が学校外で集まってしまう恐れがあることなどが理由。
小中学校については管轄する市町村に、地域の状況を踏まえ、適切な対応を取るよう依頼した。
このほか、仁坂知事は県内の宿泊施設に対して、県外からの旅行などの新規予約は受け付けを控えるよう求めた。県民についても「不要不急の外出自粛を求めていて、奨励しているわけではない」とした。
また、ファミリーレストランや回転ずし店などで、大人数が食事後にマスクなしで長時間、話し込むケースがあるといい「他の客にも迷惑だし、感染リスクがある。食べたらマスクをすることを励行してほしい」と話した。