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2024年12月19日(木)

「おいしく食べて和歌山」 県産品の販路拡大へサイト開設

ポータルサイト「おいしく食べて和歌山モール」のトップ画面
ポータルサイト「おいしく食べて和歌山モール」のトップ画面
 和歌山県はウェブを活用して販路拡大につなげようと、県産品の情報を集約したインターネットのサイト「おいしく食べて和歌山モール」(https://oishii-wakayama.com/)を開設した。梅やミカン、モモ、柿、加工品など多彩な県産品の魅力を発信しており、県内事業者が生産、製造する商品を購入することができる。


 コロナ禍による消費や販売環境の変化を受け、新たな販売戦略としての取り組み。県内事業者の産品紹介に加え、季節や催事などに合わせた商品特集や、産地の紹介と生産者の思いを伝える動画を盛り込むなどしている。

 開設時点で掲載している県内事業者の商品は、32事業者の計244点。梅干し▽梅酒▽フルーツ加工品▽お菓子・スイーツ▽みそ・しょうゆ・調味料▽みかん・かんきつ類―などカテゴリー別に探したり、事業者、地域から検索したりすることもできる。

 柿やミカン、南高梅、マグロ、備長炭といった各産品の歴史や生産の様子、品質などの物語を紹介する「わかやま食ブランドストーリー」、「お中元&夏ギフト 2021年夏おくりもの」、世界農業遺産みなべ・田辺の梅システムなどのPR動画のページもある。

 掲載内容は随時更新していくほか、11月ごろには、バイヤー向けのページを設置する予定で、事業者とバイヤーがウェブ上で商談できるシステムも盛り込む。

 県食品流通課は「消費者にとって、あらゆる県産品を見て、購入できるサイトとして、県内事業者と共に作っていきたい。今後も中身を充実させ、県産品の魅力をどんどん伝えていきたい」と話している。

 県食品流通課は県内事業者を対象に、商品販売モールへの出店申し込みを随時受け付けている。出店・出品にかかる費用は無料。出店申込書を県食品流通課に提出して申請する。

 申し込みの方法や申込書様式は、県食品流通課ホームページに掲載している。

 問い合わせは同課(073・441・2817)へ。