和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

神島が近畿ブロックへ 写真甲子園

(左から)写真甲子園の近畿ブロック審査会に出場する太田真緒さん、湯川紗愛さん、道畑あおいさん=和歌山県田辺市文里2丁目で
(左から)写真甲子園の近畿ブロック審査会に出場する太田真緒さん、湯川紗愛さん、道畑あおいさん=和歌山県田辺市文里2丁目で
 和歌山県田辺市の神島高校写真部は12、13日にオンラインで開かれる「第28回全国高校写真選手権大会(写真甲子園2021)」=実行委員会主催=の近畿ブロック審査会に出場する。神島が出場するのは7年連続7回目。

 写真甲子園は北海道の自然を舞台に3人一組で作品づくりに取り組む。今年は新型コロナウイルスの影響で北海道での撮影を取りやめ、それぞれ地元で撮影した作品をオンラインで審査する。

 大会には全国から479校が出場。各校6~8枚組みの作品を1点ずつ提出した。5月下旬にあった初戦審査会で96校(全国11ブロック)に絞られた。

 神島からはいずれも3年生の湯川紗愛さん、道畑あおいさん、太田真緒さんが出場。作品はカラー8枚組みで「わせぐらし」とタイトルをつけた。和歌山弁で私の家の暮らしの意味を込めた。

 作品は昨夏から約1年かけて完成させた。炭焼きの作業やニワトリの世話をする人、コロナ禍で外出自粛を余儀なくされていた期間に自宅で撮影した作品もある。どの写真もそこに住む人と、景色がうまく合わさるような構図を意識したという。

 太田さんは「まずはオンラインで3人力を合わせて発表したい」、道畑さんは「本戦で誰もが目を奪われるような作品を撮れるよう頑張りたい」、部長の湯川さんは「もちろん目標は本戦で優勝すること。自分たちらしく撮影したい」と意気込んだ。

 近畿ブロック審査会には12校が出場し、本戦に出場できるのは1校のみ。本戦は7月下旬に開かれる予定。