和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月29日(水)

白龍のモニュメントで観光客出迎え 田辺市龍神村

アトリエの前に展示している白龍のモニュメント(和歌山県田辺市龍神村小家で)
アトリエの前に展示している白龍のモニュメント(和歌山県田辺市龍神村小家で)
 和歌山県田辺市龍神村小家の「アトリエ龍神の家」に、デザイナー・造形作家の溝端秀章さん(69)が制作した白龍のモニュメントが設置され、すぐそばの国道424号を通る観光客らを出迎えている。

 昨年11月に龍神村の林業まつりと村民文化祭を合わせた恒例イベント「翔龍祭」があったが、林業まつりについては新型コロナウイルス感染防止の観点から、会場を設営せずオンラインを中心に開いた。

 溝端さんは、翔龍祭の会場に飾るシンボルのモニュメントの制作を10年ほど続けている。昨年の林業まつりは会場がなかったが、モニュメントは作ろうと、現地イベントとして「アトリエ龍神の家」前で「龍神産丸太の龍作り」を開いた。

 白龍のモニュメントは長さ約2メートル、直径約20センチの地元産のスギの丸太などを組み合わせて制作。木の皮を剝ぐなどの工程では、家族連れら6人ほどの参加者が手伝った。その後、溝端さんが翔龍祭の期間中に仕上げた。

 胴体はスギ、頭と尾はヒノキ、ひげはシュロを使っている。全長11・4メートルあり、鉄筋で支えた。彫る作業は主にのみを使い、木工用工具で削り跡をつけた。作業風景の動画を会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックで配信した。

 溝端さんによると、これまで制作した翔龍祭のモニュメントは縦長だったが、今回は横長にした。コロナ禍だが元気のある龍神村を発信しようと、飛ぶスピードが速くて勢いがある白龍のモニュメントを作り、通り掛かった人に見てもらうことにしたという。モニュメントはアトリエ前に常設展示している。