上富田町生馬の生馬公民館で１５日、町社会福祉協議会による「子ども食堂」があった。野球独立リーグの和歌山ファイティングバーズ（ＦＢ）の選手４人もボランティアで参加。生馬小学校の児童に持ち帰り用の弁当を手渡した。

　町社福協が業務スーパー朝来駅前店（上富田町朝来）、和歌山ＦＢなどと協力して、世代を超えたつながりを感じてもらおうと計画。業務スーパー朝来駅前店が食材を提供し、女性ボランティアらが唐揚げ弁当１００食を用意した。コロナ禍に対応してドライブスルー形式で弁当を配った。

　和歌山ＦＢから参加したのは、長尾勇輝（２２）、丹羽竜次（２４）、松本聡（２６）、甘露寺仁房（２６）の４選手。丹羽選手は「良い取り組みだと思う。チームを知ってもらうきっかけにもなれば」と話した。

　弁当と一緒に、コロナ禍で生じた差別や偏見の防止を目的とした「シトラスリボン」や、困り事を聞くためのアンケート用紙も配布した。

　町社福協によると、今後は他の小学校区でも子ども食堂を開きたいという。