和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

ペンギン4羽仲間入り すさみ町のエビとカニの水族館

エビとカニの水族館が飼育を始めたケープペンギン(和歌山県すさみ町江住で)
エビとカニの水族館が飼育を始めたケープペンギン(和歌山県すさみ町江住で)
 和歌山県すさみ町江住にある「エビとカニの水族館」は、ケープペンギン4羽の飼育・展示を始めた。

 3月末で閉館した志摩マリンランド(三重県)から譲り受けた雌雄の22~29歳。体長は約70センチで、体重は2・5~3・5キロという。

 水族館に隣接する「海の環境学習館」の一部を改修し、約18平方メートルの飼育場を設けた。室温は21~23度に保ち、湿度も高くなり過ぎないようにしている。食事は1日2回。全長15~20センチのアジを多い時で約20匹平らげる。

 これまでにウミガメやゴマフアザラシを飼育したことはあるが、鳥類は初めてという。平井厚志館長は「4羽は施設(志摩マリンランド)生まれで人慣れしている。来館者と触れ合えるような企画を考えたい」と話している。