「挑花」作り大詰め 例大祭に向け熊野本宮大社
和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭「本宮祭」(13~15日)に向け、祭りを彩る菊の花を模した造花「挑花(ちょうばな)」作りが大詰めを迎えている。
本宮大社によると、挑花は、主祭神が本宮に鎮座する際に「我を祀(まつ)るに母神をも同じく祀れ」と言われたことから、母神を三重県熊野市にある花の窟(いわや)から迎え、花を奉じるなどして祭りをするようになったことが由来。五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う縁起物という。
本宮大社の氏子総代会が昨年から材料を集めるなど準備し、敬神婦人会の有志5人が年明けごろから制作を開始。花の大きさは直径15センチほどで、赤や黄、白の紙をはさみで切って形を作り、花びらの部分をカールさせたものを9枚重ねるなど、一つ一つ手作業で仕上げている。約600本を用意する。
35年ほど挑花作りに携わっているという岡本ミチさん(76)=田辺市本宮町渡瀬=は「今年も元気にお手伝いができてありがたい。コロナ禍が早く収まることを願いながら、心を込めて作っている」と話した。
挑花は15日、最も重要な祭典という本殿祭に合わせて飾られ、午後からの渡御祭では、氏子が持って旧社地・大斎原(おおゆのはら)へ渡御。例年は餅投行事の際に授与しているが、今年はコロナ禍の影響で餅投げはせず、参列者に餅と一緒に配る予定という。
本宮大社によると、挑花は、主祭神が本宮に鎮座する際に「我を祀(まつ)るに母神をも同じく祀れ」と言われたことから、母神を三重県熊野市にある花の窟(いわや)から迎え、花を奉じるなどして祭りをするようになったことが由来。五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う縁起物という。
本宮大社の氏子総代会が昨年から材料を集めるなど準備し、敬神婦人会の有志5人が年明けごろから制作を開始。花の大きさは直径15センチほどで、赤や黄、白の紙をはさみで切って形を作り、花びらの部分をカールさせたものを9枚重ねるなど、一つ一つ手作業で仕上げている。約600本を用意する。
35年ほど挑花作りに携わっているという岡本ミチさん(76)=田辺市本宮町渡瀬=は「今年も元気にお手伝いができてありがたい。コロナ禍が早く収まることを願いながら、心を込めて作っている」と話した。
挑花は15日、最も重要な祭典という本殿祭に合わせて飾られ、午後からの渡御祭では、氏子が持って旧社地・大斎原(おおゆのはら)へ渡御。例年は餅投行事の際に授与しているが、今年はコロナ禍の影響で餅投げはせず、参列者に餅と一緒に配る予定という。