和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

合格目指し受験生挑む 和歌山県立高校で入試

試験開始の合図があるまで待機する受験生(11日、和歌山県田辺市あけぼので)
試験開始の合図があるまで待機する受験生(11日、和歌山県田辺市あけぼので)
 和歌山県の県立高校で11日、2021年度の入学試験があった。受験生は志望校合格を目指して国語、社会、数学、理科、英語の学力検査に挑んだ。

 田辺工業高校(田辺市あけぼの)では午前9時すぎ、受験生が筆記用具と受験票を持ち、緊張した表情で検査室に移動。試験官から諸注意を聞いて開始の合図を待った。

 同校では新型コロナウイルスの感染防止のため、机の間隔を広く取った。また控え室や検査室前に消毒液を設置したり、窓を開けたりした。

 県立全日制の29校4分校62学科は6063人の募集に対し、出願5389人。倍率は現行の入試制度となった09年度以降、過去最低の0・89倍。日高以南では田辺工業の情報システム科の1・23倍が最も高く、次いで神島の普通科1・08倍、田辺の普通科1・05倍だった。

 定時制の倍率は0・30倍。

 12日に面接や実技検査がある学校もある。合格発表は19日午前10時からで、各校に合格者の受験番号を掲示する。