知事「和歌山にとって朗報」 近畿3府県の緊急事態宣言解除
政府は26日、大阪、京都、兵庫を含む6府県について、新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」を28日に解除すると発表した。和歌山県の仁坂吉伸知事は報道陣の取材に応じ「われわれはしょっちゅう、大阪や兵庫、京都と往来をしながら生きている。頑張ってくれて感染者を減らしてくれたことは、和歌山県にとってものすごく朗報」と宣言解除を歓迎した。
仁坂知事は「保健医療行政や医療体制の整備について、関西広域連合で各府県の経験を共有し、参考にして頑張ってきた。それが実ったと思う。首都圏と京阪神を比べると(感染者の)減り方が全然違う」と話した。その上で「どこが違うか、検証したらどうか。保健医療行政で防ぐんだという心意気を示している所と、それを放棄してしまった所の違いではないかと思う」とした。
宣言解除後に人の移動の増加が予想されることについては「感染は少し増えると思うが、囲い込みをきちんとやれば一つ一つ抑えていくことができる。人の往来全体がすべての悪だと考えるのは間違っている。往来はいけませんと言えば、悲惨な状況に落ちていくことを意味する。そうならないように考えるのが行政の仕事ではないか」と述べた。
県は県民に対し、緊急事態宣言地域への不要不急の往来を控えるよう求めている。期間は大阪、京都、兵庫を含めた6府県は28日まで、首都圏4都県は3月7日まで。ただ、大阪、京都、兵庫については1日以降でも、各府県が各府県民に不要不急の外出自粛を要請する間は、3府県への不要不急の外出自粛を求めるという。
仁坂知事は「保健医療行政や医療体制の整備について、関西広域連合で各府県の経験を共有し、参考にして頑張ってきた。それが実ったと思う。首都圏と京阪神を比べると(感染者の)減り方が全然違う」と話した。その上で「どこが違うか、検証したらどうか。保健医療行政で防ぐんだという心意気を示している所と、それを放棄してしまった所の違いではないかと思う」とした。
宣言解除後に人の移動の増加が予想されることについては「感染は少し増えると思うが、囲い込みをきちんとやれば一つ一つ抑えていくことができる。人の往来全体がすべての悪だと考えるのは間違っている。往来はいけませんと言えば、悲惨な状況に落ちていくことを意味する。そうならないように考えるのが行政の仕事ではないか」と述べた。
県は県民に対し、緊急事態宣言地域への不要不急の往来を控えるよう求めている。期間は大阪、京都、兵庫を含めた6府県は28日まで、首都圏4都県は3月7日まで。ただ、大阪、京都、兵庫については1日以降でも、各府県が各府県民に不要不急の外出自粛を要請する間は、3府県への不要不急の外出自粛を求めるという。