和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年02月26日(金)

市ノ瀬で菜の花見頃 地元有志「自由に摘んで帰って」

菜の花を収穫する「一瀬里山会」のメンバー(22日、和歌山県上富田町市ノ瀬で)
菜の花を収穫する「一瀬里山会」のメンバー(22日、和歌山県上富田町市ノ瀬で)
 和歌山県上富田町市ノ瀬の休耕地4カ所で、菜の花が見頃を迎えている。地域を元気にしようと住民有志でつくる「一瀬里山会」(宮本和子会長、約20人)が世話をしている。一部は収穫して活動資金に充てており、宮本会長は「花は自由に摘んで持って帰って」と呼び掛けている。


 里山会は2016年に発足。菜の花のほか、ゴマを栽培したり、ヒマワリを育てたりしている。海峡を越え長距離を移動することで知られる大形のチョウ・アサギマダラが見られるようにと、アサギマダラが花の蜜を好むフジバカマの植栽も進めている。昨年からは体験型農園も始めた。

 菜の花を植えたのは今季で5年目。中世豪族の館跡「坂本付城(つけじろ)跡」そばにある両平野地区の栽培地(7アール)には昨年10月上旬に種をまいて世話をしてきた。中ノ岡地区の2カ所(3アール、2アール)と宮ノ尾地区の1カ所(3アール)は少し遅れて10月下旬に種をまいた。

 出荷はJA紀南の協力で昨季から始めた。22日も両平野の栽培地にメンバーが集まり、花が開いていない茎を選んで収穫した。主に東京や大阪に出荷しており、3月3日のひな祭り前まで続けるという。

 宮本会長は「中ノ岡と宮ノ尾は種まきが遅れたためか少し背が低い。近くでは梅の花も咲いており、散歩がてら遊びに来て」と話している。