釣り鐘状の花をつけたキイジョウロウホトトギス(和歌山県すさみ町佐本追川で)
和歌山県すさみ町の佐本地域で、キイジョウロウホトトギス(ユリ科)が花を咲かせ始めた。紀伊半島の固有種で「山里の貴婦人」として知られる。
同町佐本追川の中露一清さん(85)方では、石垣(延長25メートル、高さ2メートル)に植えた株から茎が伸び、釣り鐘状の黄色い花をつけている=写真。
今年は10月上旬に開花を確認した。つぼみも多く、あと1週間くらいは楽しめるという。中露さんによると、今夏の暑さが影響したのか、咲き具合は昨年より劣るが「やっぱり花がつくと安心する」と話している。