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ごみ910キロを回収 資源循環協会が不法投棄パトロール

山の斜面に不法投棄されていたごみを回収する参加者(3日、和歌山県田辺市深谷で)
山の斜面に不法投棄されていたごみを回収する参加者(3日、和歌山県田辺市深谷で)
 和歌山県産業資源循環協会は3日、田辺市で不法投棄防止に向けたパトロールをした。熊野古道付近の山間部を中心に、道路沿いの斜面などに捨てられていた産業廃棄物や家電など計約910キロを回収した。

 産業廃棄物処理業者などでつくる同協会は、2007年から毎年ボランティアでパトロールを続けている。昨年は、廃材やタイヤ、スレートなど約3トンのごみを発見し、回収した。

 この日は、紀南地域の産業廃棄物処理業者や市、県の職員ら計17人がトラックなど10台で巡回。同市深谷や同市本宮町武住など計4カ所を巡り、工事に使うプラスチックの埋設管やトイレの便器、タイヤなどを回収し、市ごみ処理場に運んだ。

 同協会の山本彰徳専務理事(63)は「ごみは例年より少ないが、人目に付かない山間部で、同じ場所で捨てられていることが多い。世界遺産の熊野古道があるのに、景観が台無し。ごみは適正に処理してもらいたい」と話した。

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