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ごみ放置で立ち入り禁止 串本の出雲漁港

鎖を張り、漁業関係者ら以外立ち入り禁止にしている出雲漁港(和歌山県串本町出雲で)
鎖を張り、漁業関係者ら以外立ち入り禁止にしている出雲漁港(和歌山県串本町出雲で)
漁港内の海岸に放置されたバーベキューの台など(和歌山県串本町出雲で)
漁港内の海岸に放置されたバーベキューの台など(和歌山県串本町出雲で)
 和歌山県串本町出雲の出雲漁港に、バーベキューのごみが散乱していたことから、再発を防ごうと和歌山東漁協出雲支所や町が、地元の漁業者や渡船客以外は漁港への立ち入りを禁止している。

 ごみが散乱していたのは6月下旬。漁港内の海岸にステンレスのバーベキュー台やブルーシート、残飯、服、靴などがあった。バーベキューをしてそのまま放置したとみられる。

 すぐに県が回収して処分した。同じ場所で、一昨年の盆休み期間中にもごみの不法投棄があった他、釣り客などによる新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ必要もあることから、地元の漁業者と町が協議して地元の漁業者や渡船の利用客以外は立ち入り禁止にした。2カ所ある出入り口のうち1カ所は今月初めに、もう1カ所は10日に鎖を張った。注意を呼び掛ける看板も掲げている。

 地元の漁業男性(29)は「最近、ごみを不法投棄する人が増え、地元の住民は困っている。鎖を張ると漁業や渡船の関係者にとって手間がかかり申し訳ないが、理解をしてもらいたい」と呼び掛けている。

 町住民課も「海岸に捨てられるごみは年々増えている。バーベキューが目立つが、弁当殻も多い」と指摘。看板を設置するなどして、観光客や行楽客にはごみは必ず持ち帰ってもらうよう呼び掛けているという。

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