串本の突風は竜巻 和歌山地方気象台調査
和歌山地方気象台は27日、和歌山県串本町上田原で26日午後3時40分ごろ発生し、屋根瓦を飛ばすなどの被害をもたらした突風は竜巻だったと推定した。同町古座で26日午後3時30分ごろ発生した突風については特定に至らなかった。
気象台は27日、被災現場へ職員5人を気象庁機動調査班として派遣し、被害や痕跡を確認した他、被災者から聞き取り調査をし、速報として調査結果をまとめた。
それによると、上田原の突風を竜巻と推定した根拠は、発生時に活発な積乱雲が付近を通過中だった▽確度の高い渦の目撃証言が複数得られた▽被害や痕跡が帯状に分布していた▽被害や痕跡から推定した風向は不規則であり、さまざまな方向が見られた▽突風はごく短時間(1分程度)であったという証言が複数得られた―など。
古座では、被害や痕跡、聞き取り調査からは突風がもたらした現象を推定できる情報が得られなかったという。
いずれの現場も住家の屋根瓦のめくれから、風速約35メートルだったと推定した。
県によると、この突風でガラスや屋根瓦の損壊などの住家被害が4棟、トタン屋根や屋根瓦の損壊など非住家被害5棟、農業用パイプハウスの倒壊2件の被害が発生した。けが人はなかった。
気象台は27日、被災現場へ職員5人を気象庁機動調査班として派遣し、被害や痕跡を確認した他、被災者から聞き取り調査をし、速報として調査結果をまとめた。
それによると、上田原の突風を竜巻と推定した根拠は、発生時に活発な積乱雲が付近を通過中だった▽確度の高い渦の目撃証言が複数得られた▽被害や痕跡が帯状に分布していた▽被害や痕跡から推定した風向は不規則であり、さまざまな方向が見られた▽突風はごく短時間(1分程度)であったという証言が複数得られた―など。
古座では、被害や痕跡、聞き取り調査からは突風がもたらした現象を推定できる情報が得られなかったという。
いずれの現場も住家の屋根瓦のめくれから、風速約35メートルだったと推定した。
県によると、この突風でガラスや屋根瓦の損壊などの住家被害が4棟、トタン屋根や屋根瓦の損壊など非住家被害5棟、農業用パイプハウスの倒壊2件の被害が発生した。けが人はなかった。