和歌山県印南町川又にある川又観音でシャクナゲ（ツツジ科）が見頃を迎えている。参拝者や写真愛好者が山中に映える鮮やかな花を楽しんでいる。

　シャクナゲはツツジ科の常緑低木で、華やかな花を咲かせるのが特徴。４月上旬から５月にかけ約１０輪の花が集まったくす玉状の花を咲かせる。

　川又観音は厄よけの観音としてあがめられ、シャクナゲ観賞の名所としても知られている。最奥にある「菱の滝」は県水百選に認定されており、町はホームページでパワースポットとして紹介している。

　参道沿いや周辺の斜面で赤やピンク、白色の花を見ることができる。大きいもので樹高が５メートル近くあり、間近で見ると迫力がある。木によって開花時季に差があるため、長期間楽しめるという。