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新顔・中本氏が出馬表明 4月の田辺市長選、和歌山

中本恵三氏
中本恵三氏
 任期満了に伴う和歌山県田辺市長選(4月20日告示、27日投開票)に、測量士で新顔の中本恵三氏(75)=湊=が29日、無所属で立候補すると表明した。市長選への出馬表明は現職の真砂充敏氏(67)に次いで2人目。

 市内で記者会見した中本氏は「現市政はハコモノ行政で、市街地の津波対策ができていない。『ハコモノより命』の政治に変えないといけない」と述べた。

 公約の柱に掲げるのは津波対策。「このままでは南海トラフ地震が発生した時、日本で一番死者が出る可能性がある」と危機感を示した。

 昨年5月に開庁した新市庁舎は「(候補地に挙がっていた)愛宕山に建設すべきだった」とした上で、「愛宕山に観光と人命救助両立のシンボルタワーを検討する」と主張した。「(飲食街)味光路近くに避難塔を検討」「6人以上の市職員を2カ月間、高知県に派遣して津波対策を調査する」などの対策も示した。

 市内で浮上している大学構想には「太地町のグリーンピア南紀跡で同様の構想が駄目になっている。ハコモノ大学は要らない」と反対した。

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