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梅林、間もなく見頃 例年より2週間ほど遅く、南部五分咲き、田辺つぼみ

観梅客が次々と訪れている南部梅林(22日、和歌山県みなべ町晩稲で)
観梅客が次々と訪れている南部梅林(22日、和歌山県みなべ町晩稲で)
 日本一の梅産地、和歌山県のみなべ町や田辺市で、梅の花が見頃を迎えつつある。例年より2週間ほど遅い。3連休初日の22日、「一目百万、香り十里」とうたう南部梅林(みなべ町晩稲)は、午前中から多くの観梅客でにぎわった。

■全体で五分咲き みなべ

 南部梅林を運営する梅の里観梅協会によると、山頂辺りはまだつぼみも多く、全体では五分咲きほどだが、料金所近くは、満開の状態。イベント会場である梅林公園周辺も見頃を迎えている。

 奈良県斑鳩町から訪れた西村正昭さん(68)は「まだつぼみも多いが、見頃になっている所もあって良かった。また機会があれば、満開の頃に来たい」、妻の美幸さん(67)は「奈良にも月ケ瀬梅林などがあるけれど、こんなに大きくて山あいに広がっていて、すごい」と白い花に見入っていた。

 開園期間は3月9日まで。

■来週にも開花か 田辺

 田辺市上芳養の「紀州石神田辺梅林」では22日午前、梅の花は、つぼみが膨らんでいる状態。紀州田辺観梅協会は、寒さが和らぐ連休明けには開花が進むのではないかとみている。

 例年だとこの頃は五、六分咲きだが、気温の低さや雨の少なさが影響しているようだ。「花が咲き出したら一気に進むのでは」と話す協会役員もいる。

 開花状況が遅いことを受け、協会は開園期間を3月9日まで延長すると決めた。当初は2日までだった。イベントの一つ「餅まき大会」は、2日を予定していたが、期間の延長に伴い、9日にも開くという。

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