和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

8日の田辺梅林開園前に式典

紀州石神田辺梅林のオープニング式典であいさつする濱田洋会長(3日、和歌山県田辺市上芳養で)
紀州石神田辺梅林のオープニング式典であいさつする濱田洋会長(3日、和歌山県田辺市上芳養で)
 和歌山県田辺市上芳養の「紀州石神田辺梅林」が8日にオープンする。開園を前に3日、紀州田辺観梅協会や市などの関係者が集まって式典を開いた。同日現在、開花はなく、協会は20日ごろに見頃を迎えるとみている。

 「一目30万本」をうたう梅林は標高約300メートルにあり、すり鉢状に広がる梅畑や里山の風景を楽しむことができる。観梅協会が運営し、期間中の週末や祝日は、餅まきや梅ジュース作り体験などさまざまなイベントが開かれる。3月2日まで。入園や駐車場は無料。

 式典のあいさつで、真砂充敏市長は梅を中心とした地域のPRが重要だとし「今年は梅システムの世界農業遺産認定10周年という節目の年で、大阪・関西万博でも梅のPRは大きくしていこうと準備している。作柄にも恵まれ、市が少しでも前進できる年になれば」と述べた。

 観梅協会の濱田洋会長は「昨年は凶作でひょう被害も受けた。今年はその苦境をばねにして、地域一丸となって梅林を盛り上げ、丹精込めて良い梅を作りたい」と語った。

 開花状況は田辺観光協会のホームページで紹介する。観梅期間中の問い合わせは、観梅協会(0739・26・9931)へ。

 開園期間中の主なイベントは次の通り。

 2月9、11、16、23、3月2日=梅ジュース作り体験、焼き芋販売▽11日=紀州天満宮「梅花祭」▽16日=大塔太鼓翔流▽22日=豊穣(ほうじょう)祈願餅まき大会、梅林ウオーク▽23日=野点(のだて)、大正琴演奏会、ご当地キャラまつり▽24日=キッチンカー(ピザ)▽3月2日=石神大感謝餅まき大会、神島高校「神島屋」出店

 期間中は、地元山菜や手作り産品、田舎食材を使った手作り弁当の販売、梅の重さ・数当てクイズ、観梅スタンプラリーなどもする。
公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ