和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

75歳で陶芸家デビュー 工房とギャラリー開設、和歌山県串本町の川崎さん

開設した6畳間の工房で陶芸に打ち込む川崎紀久男さん(和歌山県串本町須江で)
開設した6畳間の工房で陶芸に打ち込む川崎紀久男さん(和歌山県串本町須江で)
自宅の一室を利用したギャラリー
自宅の一室を利用したギャラリー
 和歌山県串本町須江の川崎紀久男さん(76)が今年1月、自宅前に工房「六畳窯」を開設した。「6畳一間の小さな工房から、個性豊かな温かみのある器を作っていきたい」と話している。自宅の一室をギャラリーにしている。23日には初めての展示即売会を古座川町で開く。


 川崎さんは54歳で自衛隊を退職後、地元商店のホームページ制作などを手がけていた。陶芸を学び始めたのは8年前。教室に通っているうち、物作りの楽しさに夢中になり、電動ろくろを購入して自宅でも作るようになった。昨年ついに電気陶芸窯を購入。「人生100年時代。残る25年で新たな挑戦をしたい」と75歳で工房を立ち上げた。

 川崎さんは伝統工芸品「砥部焼(とべやき)」で知られる愛媛県砥部町出身。実家は窯元ではなかったが、あちこちに窯がある陶芸の町で育った。「ただし、子どもが遊びで土に触ることはできなかった。教室に通うまで全くの未経験者。でも心の奥底で陶芸をやってみたい気持ちはずっとあったのだと思う」と話す。

 作るのは砥部焼のような磁器ではなく陶器で、芸術作品より日常使いできるものを製作する。「今は安くていい物がいくらでもある。ジョッキなどあまり一般的でないものや、形や色合いの個性で勝負したい」と創意工夫しながら新たな道を進み始めている。

 六畳窯の営業は午前9時~午後3時。月、金曜定休。電話0735・65・0568。

■23日に初の展示会

 川崎さんの個展「手づくりの器展」は23日午前10時~午後4時、古座川町平井の「古座川ゆず平井の里」である。100点以上を展示、販売する。手回しろくろでの実演も予定している。

 平井の郷土料理「うずみ」の提供もある。1食千円。「うずみ」は、シイタケや昆布でだしをとったすまし汁に、豆腐やシイタケの具を入れ、その下にごはんを埋めている。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ