「自殺か事故では」 ドン・ファン殺害、野崎氏の死について被告
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われている元妻の須藤早貴被告(28)の第20回公判が11日、和歌山地裁であり、午後は検察側が質問した。
なぜ野崎さんは急性覚醒剤中毒で亡くなったと思うか、と聞かれた須藤被告は「自殺の可能性もなくはないと思うし、事故で(覚醒剤の)量を間違えたということもあるかもしれない。他殺は(これまでに証人として出廷した)有識者の話を聞いて、難しいんじゃないかと思う」と答えた。
「野崎さんに『覚醒剤を買ってきてくれ』と頼まれて注文した」という話を捜査段階でしていなかった点については「そう言ったところで信じてもらえると思っていない。余計に疑われると思った」と述べた。
検察側が犯行時間帯とする2018年5月24日の午後4時50分ごろ~8時ごろの間に、須藤被告が野崎さん方の1階から2階へ少なくとも8回行ったとされることについての質問もあった。須藤被告が公判で「日常茶飯事だった」と語った点について、検事は、直前の約1カ月間の記録と比較すると不自然に多いのではないかと質問。須藤被告は「多いなと思う」と答えた。
公判で、須藤被告は起訴内容を否認し、弁護側は無罪を主張している。
なぜ野崎さんは急性覚醒剤中毒で亡くなったと思うか、と聞かれた須藤被告は「自殺の可能性もなくはないと思うし、事故で(覚醒剤の)量を間違えたということもあるかもしれない。他殺は(これまでに証人として出廷した)有識者の話を聞いて、難しいんじゃないかと思う」と答えた。
「野崎さんに『覚醒剤を買ってきてくれ』と頼まれて注文した」という話を捜査段階でしていなかった点については「そう言ったところで信じてもらえると思っていない。余計に疑われると思った」と述べた。
検察側が犯行時間帯とする2018年5月24日の午後4時50分ごろ~8時ごろの間に、須藤被告が野崎さん方の1階から2階へ少なくとも8回行ったとされることについての質問もあった。須藤被告が公判で「日常茶飯事だった」と語った点について、検事は、直前の約1カ月間の記録と比較すると不自然に多いのではないかと質問。須藤被告は「多いなと思う」と答えた。
公判で、須藤被告は起訴内容を否認し、弁護側は無罪を主張している。