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珍魚釣ったどー 大人から子どもまで熱戦、和歌山・串本で釣り大会

魚を釣り上げて笑顔を見せる子ども(20日、和歌山県串本町串本で)
魚を釣り上げて笑顔を見せる子ども(20日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町串本の串本漁港で20日、釣った魚の珍しさを競う「第12回珍魚釣り選手権inフィッシングタウン串本2024」(実行委員会主催)があった。県内外から子ども連れら84人が参加。身近な魚や珍しい魚を次々と釣り上げた。

 串本の海は黒潮の影響を受け、熱帯と亜熱帯の多種多様な魚が生息している。海の豊かさを体感してもらうことなどを目的に2013年から実施している。

 参加者は午前10時半ごろ、漁港岸壁でオキアミなどを餌に釣りを始めた。開始早々から当たりが続き、身近なカサゴや、珍しいヨスジフエダイなど27種の魚が釣れた。本部前の水槽では釣れた魚が展示された。

 選手権は魚の大きさや数ではなく、過去の実績などを基にした「珍魚度」で競う。最も珍魚度が高い魚を釣った人に贈られる「珍魚大賞」と、1人最大7匹の珍魚度の合計による「珍魚賞」を決めた。大賞には、ヒブダイを釣った上富田町の田中成佳さん(39)と有田市の上野山京佑さん(26)が選ばれた。

 田辺市の山﨑珀翔ちゃん(3)は黒と黄色のしま模様が特徴のカゴカキダイを釣り上げ「釣れてうれしかった。釣りは楽しい」と笑顔を見せた。

 宇井晋介実行委員長は「熱帯系の魚が多く、釣果に恵まれた。家族連れや遠方から来ていただいた人もおり、釣りが町おこしにつながればと思う。外道と呼ばれる魚を防波堤から捨てるなど釣り人のイメージが悪くなっている。大会を通じて本来の釣りを楽しんでもらい、釣りの社会的価値を上げたい」と話した。

 釣り上げた魚の一部は串本町有田の串本海中公園センター水族館で展示される。

 珍魚賞は次の皆さん。

 (1)飯尾綺莉里(愛知県愛西市)(2)樋口幹明(大阪府泉南市)(3)山崎健太(田辺市)(4)田中成佳(上富田町)(5)山崎亜朱美(田辺市)(6)橋井峰雄(大阪府岬町)、竹川和美(大阪府東大阪市)

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