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マナー違反やめて 武道館下吹き放ちでボード遊びやトイレ内喫煙、和歌山県田辺市が苦慮

田辺市が武道館下のピロティの柱に掲示しているポスター(和歌山県田辺市扇ケ浜で)
田辺市が武道館下のピロティの柱に掲示しているポスター(和歌山県田辺市扇ケ浜で)
 和歌山県田辺市扇ケ浜にある市立武道館下の吹き放ち(ピロティ)で、マナー違反の行為が相次いでいる。管理する市はポスターを掲示して警告しているが、なくならないという。「訪れる方々が気持ちよく使える場所にしたい」と話している。


 ピロティは約2200平方メートルで、2020年秋の武道館完成に伴って使われるようになった。朝市「弁慶市」(実行委員会主催)などの会場になっている。

 市によると、マナー違反は自転車、スケートボード、バイクの乗り入れや、ボール遊び、飼い犬のおしっこのほか、トイレ内での喫煙や洗髪も確認している。いずれも職員が対応を余儀なくされている。

 高さ約3メートルの天井にボールが当たり、破損した事例は10件以上あった。完成当初には冷水機を設置していたが、何度も汚されたため、撤去したという。

 市はポスター掲示のほか、防犯カメラを設置しているが、市民らの交流の場所になっており、強い規制はしにくいという事情もある。それだけに、スポーツ振興課の担当者は「他人に迷惑がかかるような望ましくない行為はやめてほしい」と話している。

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