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海水浴客が避難訓練 津波を想定、和歌山県田辺市扇ケ浜

津波避難訓練で高台を目指す海水浴客ら(28日、和歌山県田辺市扇ケ浜で)
津波避難訓練で高台を目指す海水浴客ら(28日、和歌山県田辺市扇ケ浜で)
 和歌山県田辺市は28日、扇ケ浜海水浴場で津波避難訓練をした。海水浴客が砂浜から近くにある市立武道館の3階テラス(海抜約10メートル)まで避難した。

 南海トラフを中心とした大地震で最大10メートルの津波が10~15分で到達すると想定しており、2012年から夏に実施している。20年と21年は行っておらず今回で11回目。

 訓練は、大津波警報が発表されたとし、海岸付近にいる人に高台に避難を呼びかける放送を流した。

 普段から海水浴客を見守っている巡視員や監視員、救護員が誘導、約90人の海水浴客らが15分ほどで避難した。参加者には県水上安全協会が用意した啓発用グッズが贈られた。

 市観光振興課は「時間は少しかかったが、昨年の倍以上の人が参加してくれた。ビーチからの動線も確保できていてスムーズに誘導できた」と振り返った。

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