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熊野高校サポーターズが大賞 わかやま環境賞、特別賞に南紀はまゆう

AEDシートの制作メンバー(和歌山県上富田町朝来で)
AEDシートの制作メンバー(和歌山県上富田町朝来で)
白良浜でごみ拾いをする南紀はまゆう支援学校の高等部3年生(昨年度)=提供
白良浜でごみ拾いをする南紀はまゆう支援学校の高等部3年生(昨年度)=提供
 和歌山県内で優れた環境保全活動をしている個人や団体を表彰する「わかやま環境賞」で、大賞に上富田町朝来の熊野高校Kumanoサポーターズリーダー部、特別賞に同町岩田の南紀はまゆう支援学校が選ばれた。


 23回目となる本年度は24件の応募があり、わかやま環境大賞に1団体、わかやま環境賞に3団体、特別賞に1団体が選ばれた。

 サポーターズリーダー部は環境保全の視点から廃棄傘を活用しAEDシートを開発した点や、関連団体と協力して普及啓発活動に取り組んだ点などが評価された。

 AEDシートは救命でAEDを使用する際、プライバシー保護のために上半身を覆うシート。開発の経緯について、3年の坂井ひなたさんは「男性と比べ女性のAED使用率が低い理由として、服を脱がすのをためらうという方が多い。胸を覆うシートが必要と考え、消防署の方と話し合って開発した」と話し、これまでに全国500カ所(うち県内390カ所)に設置したという。

 同じく3年の木村帆波さんは「活動が環境保全につながるということが、地域の人をはじめ、多くの人に伝わるきっかけになると思う。これからもより一層活動を頑張りたい」と喜んだ。

 南紀はまゆう支援学校は高等部3年生35人(昨年度)が観光地のごみ問題について学び、実際に白浜町の白良浜で清掃活動を実施したことが評価された。

 清掃後、どんな種類のごみが多かったかなどを調べたほか、拾ったごみが予想より少なかったことから、白良浜はボランティアなどによって景観が守られていることを学んだという。

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