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剣道7段に合格 和歌山県紀南地方で活躍の末永さん、村上さん

村上勝広さん(左)と、末永真理さん
村上勝広さん(左)と、末永真理さん
 剣道の女子日本代表で和歌山県白浜町市鹿野を拠点にする末永真理さん(35)と、県剣道連盟田辺支部の村上勝広さん(63)=田辺市たきない町=が、剣道7段審査会に合格した。

 2人は、4月に京都市であった審査会に参加。「立ち合い」と呼ばれる実践形式の実技試験を通過した後、形も審査された。受験者は631人で、合格者は173人だった。

 6段以上は全日本剣道連盟の審査。剣道では段位ごとに受験資格があり、7段審査は「6段取得後、6年以上修行した者」しか受けられず、35歳での合格が最短期間になる。

 末永さんは、全日本選手権での優勝を3度経験している日本女子剣道界のトップランナー。7月にイタリアである世界選手権の代表にも選出された。「7段合格は自信になる。子どもたちに指導する機会があれば『すごい』と思ってもらえるはず」と話している。

 村上さんは、2018年の6段審査に続き、初挑戦で合格した。週1回、支部の稽古会で汗を流すほか、「朝来剣道クラブ」(上富田町)の小中学生の指導も担っている。「コロナ禍もあり、思うようにいかないこともあったが、周囲の応援を受けて合格することができた」と話している。

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