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ペーパードレス、華やかに 和歌山・古座川町でイベント

ペーパードレスを着た新婦が入場すると会場は拍手に包まれた(和歌山県古座川町月野瀬で)
ペーパードレスを着た新婦が入場すると会場は拍手に包まれた(和歌山県古座川町月野瀬で)
 和歌山県古座川町月野瀬の「いろり館」で4月28日、「華花フェア」があった。ペーパードレスの展示や試着体験、ドライフラワーの販売があり、会場は華やかな雰囲気に包まれた。

 ペーパードレスの製作に長年取り組む同町高池の高木陽子さん(68)と地元の生花店「フローリスト花はる古座川店」が初めて実施した。

 ドレスは、さまざまな種類の紙を用いて製作。結婚式や節目の記念日に着用でき、華やかさとボリューム感があるのが特徴。高木さんはこの日に向けて展示用と試着用に白や黒色、紅白のドレス計8点を作った。花はるは、ドレスになじむよう作ったドライフラワーの花束、壁飾りなどを販売した。

 会場では「ドレスショー」として、新婚夫婦による模擬的な結婚式が開かれた。参加したのは串本町の吉田浩治さんと妻の祐希さん。「結婚式を挙げていなかったので記念になれば」と浩治さんらが祐希さんにサプライズで企画。純白のドレスを着た祐希さんが登場すると、来場者らから拍手が起こった。

 ドレスを着た祐希さんは「緊張したけどうれしかった。良い記念になった。ペーパードレスは軽かった」と笑顔を見せた。

 また、東牟婁を中心に活動する全盲のボーカリストと福祉施設職員によるバンド「みぞやんず」が音楽で会場を盛り上げた。会場外ではキッチンカーの出店もあった。

 高木さんは「夕べは遅くまで展示をして大変だったが、笑顔になってもらえた。みんなが輝いてもらえるのが一番。初めは出身の古座川町でやりたかった。これからはこちらから出向いて施設などでも開きたい」と話していた。

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