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「みんなでできることないかな」 園児ら義援金募り町へ、能登地震で和歌山・みなべ

小谷芳正町長(右)に能登半島地震被災地への寄付金を手渡す園児=31日、和歌山県みなべ町芝で
小谷芳正町長(右)に能登半島地震被災地への寄付金を手渡す園児=31日、和歌山県みなべ町芝で
 和歌山県みなべ町南道、みなべ愛之園こども園(神谷羊子園長)は31日、能登半島地震の被災地支援にと集めた寄付金6万5141円を同町に寄託した。

 園児は、元日に能登半島で地震があったことを知り、「テレビで見るとすごかった。みんなで何かできることはないかな」と相談し、義援金を募ることにした。こども園の玄関に募金箱を置き、園児が「すこしでもみなさんのちからになれますように… ぼきんのごきょうりょくよろしくおねがいします」と書き、写真を入れたポスターも作って張った。登園時などに保護者に「ここに入れなあかんねで」とアピールしたり、教職員にもお願いしたりしたという。

 31日には年長児43人が同町芝の町役場を訪れ、小谷芳正町長に寄付金を手渡した。受け取った小谷町長は「確かに預かりました。協力ありがとう。みんなも地震に備えて避難訓練などをしてください」と話した。預かった義援金は日本赤十字社を通じて被災地に送られる。

 神谷園長は「今回の地震は、子どもたちにとってすごく衝撃的なことだったのだろう。救助には行けないが、何かしようと自分たちで考えた」と語った。今回の活動は15~30日の期間だったが、今後も続けたいという。

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