「ストレスの支援が必要」 能登地震の避難所運営支援で派遣の県職員が報告、和歌山
能登半島地震で被災した石川県能登町で避難所運営支援第1班として派遣された和歌山県職員が16日、岸本周平知事に活動を報告した。職員は「避難者は疲労やストレスがたまっている。そこを支援する対応が必要だ」と話した。
第1班は10人が9~15日の日程で派遣され、避難所となった町内5カ所の公民館で2人ずつ活動。避難者の要望を聞いて行政に報告、食料や物資の配布、要配慮者の支援、行政支援サービスの周知、感染症が疑われる人の隔離などをし、第2班に引き継いだ。
避難所は5カ所とも断水。職員は「手も洗えない。料理も自衛隊の水に頼らざるを得ない状況。水への備えが課題になる」と話した。また、「家を見に行くとだんだん崩れていて、住めないという張り紙を張られた。今後の生活をどうしよう」と泣きながら話す避難者もいたほか、窓ガラスが割れ、室温が外と同じマイナス6度になったこともあったという。
物資については、食料や衣類はおおむねそろっていたが、段ボールベッドや間仕切りが不足していたといい、皆顔見知りの避難所では間仕切りがなくても、ある程度生活できていたが、長期化すればストレスがたまると予想されるとした。
職員は「正月で帰省していた人も多く、想定以上の避難者になった。想定をどこまでできるかは難しいが、できるだけ早く2次避難してもらうことが大事ではないか」と話した。
第1班は10人が9~15日の日程で派遣され、避難所となった町内5カ所の公民館で2人ずつ活動。避難者の要望を聞いて行政に報告、食料や物資の配布、要配慮者の支援、行政支援サービスの周知、感染症が疑われる人の隔離などをし、第2班に引き継いだ。
避難所は5カ所とも断水。職員は「手も洗えない。料理も自衛隊の水に頼らざるを得ない状況。水への備えが課題になる」と話した。また、「家を見に行くとだんだん崩れていて、住めないという張り紙を張られた。今後の生活をどうしよう」と泣きながら話す避難者もいたほか、窓ガラスが割れ、室温が外と同じマイナス6度になったこともあったという。
物資については、食料や衣類はおおむねそろっていたが、段ボールベッドや間仕切りが不足していたといい、皆顔見知りの避難所では間仕切りがなくても、ある程度生活できていたが、長期化すればストレスがたまると予想されるとした。
職員は「正月で帰省していた人も多く、想定以上の避難者になった。想定をどこまでできるかは難しいが、できるだけ早く2次避難してもらうことが大事ではないか」と話した。