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緊急消防援助隊、第2陣出動 能登半島地震で和歌山県から140人

バスに乗り込む緊急消防援助隊の隊員(4日、和歌山県田辺市新庄町で)
バスに乗り込む緊急消防援助隊の隊員(4日、和歌山県田辺市新庄町で)
 石川県で1日に最大震度7を観測した能登半島地震は発生から4日目を迎えた。緊急消防援助隊の和歌山県紀南ブロック第2陣の隊員が4日朝、田辺市新庄町にある市消防本部を出発した。能登町の活動拠点に到着後は、第1陣の隊員から活動を引き継ぐ。

 この日、紀南からは田辺市、白浜町、串本町、那智勝浦町、新宮市の5消防本部から11隊34人が出動。田辺市消防本部からは指揮隊4人、消火小隊4人、救助小隊5人、救急小隊3人、後方支援小隊2人、重機隊2人の6隊20人が出動した。

 第1陣は1日に新宮市を出発し、2日から金沢市にある金沢競馬場を拠点に活動。3日に穴水町にある穴水港あすなろ広場へ拠点を移し、現在は能登町にあるやなぎだ植物公園を拠点として活動を続けている。最前線での活動となるため、消防庁からは第3陣の出動も準備しておくよう要請があったという。

 田辺市消防本部の岩峪慎消防次長は「現地は道路を通れるようにする作業もままならず、物資を運び込むことも難しい状況。隊員には被災された方に寄り添った活動をするよう呼びかけている」と話した。

■上富田町は職員派遣 協定結んだ津幡町に

 上富田町は、2012年に災害時の相互応援協定を結んでいる石川県津幡町と連絡を取り、支援のため職員3人を派遣することを決めた。

 津幡町では人的被害はないが、建物が被災し、4日朝の時点で約2千戸で断水が発生しているという。職員は支援物資として給水袋やブルーシートを積んだ車で5日に出発し、6日から3日間、災害ごみの受け付け業務を手伝う。

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