白浜で年間60人保護 自殺防止へ取り組み話す
和歌山県警白浜署は23日、白浜町の署庁舎で、白浜バプテスト基督教会の牧師でNPO「白浜レスキューネットワーク」理事長の藤藪庸一さん(47)を招いた講演会を開いた。藤藪さんは、自身が取り組む自殺予防や自殺を図る人の保護、生活の自立支援について話した。
厚生労働省の調査によると、2018年の人口10万人当たりの「自殺率」で県は全国都道府県で最悪の21・2(全国平均16・1)だった。これを受けて県は有識者会議を設置しており、藤藪さんはその委員にも選ばれている。
藤藪さんは、取り組みの内容や、自殺をしようとした人の保護を始めた経緯などを紹介。年間60人ほど保護していることや、保護の後に自立して1人暮らしをしている人が100人を超えたことなども説明した。
また、自殺を考える人から相談を受けたり、三段壁で保護をしたりする際に心掛けている点についても言及し「相談を受けるときは、相手のことを100%信じて、話を最後まで聞くようにしている。自分の意見を言うときは、説得して納得してもらうよりも、『僕はこう思う』ということが伝わるように気を付けている」と話した。
最後に、「社会に人を戻していくのが僕の活動。今までたくさん失敗もしてきた。これを機に、互いのことを分かり合い、今後も協力できたらうれしい」と締めくくった。
厚生労働省の調査によると、2018年の人口10万人当たりの「自殺率」で県は全国都道府県で最悪の21・2(全国平均16・1)だった。これを受けて県は有識者会議を設置しており、藤藪さんはその委員にも選ばれている。
藤藪さんは、取り組みの内容や、自殺をしようとした人の保護を始めた経緯などを紹介。年間60人ほど保護していることや、保護の後に自立して1人暮らしをしている人が100人を超えたことなども説明した。
また、自殺を考える人から相談を受けたり、三段壁で保護をしたりする際に心掛けている点についても言及し「相談を受けるときは、相手のことを100%信じて、話を最後まで聞くようにしている。自分の意見を言うときは、説得して納得してもらうよりも、『僕はこう思う』ということが伝わるように気を付けている」と話した。
最後に、「社会に人を戻していくのが僕の活動。今までたくさん失敗もしてきた。これを機に、互いのことを分かり合い、今後も協力できたらうれしい」と締めくくった。