自転車そのまま列車に乗れる サイクルトレイン、8月21日から紀勢線全区間で導入
JR西日本和歌山支社は、追加料金なしで自転車を解体せずに列車に持ち込めるサービス「サイクルトレイン」を21日から紀勢線新宮―和歌山間の全区間で利用可能にすると発表した。新宮―御坊間はすでに導入しており、御坊―和歌山間は「実証実験」という形で運用する。
■御坊以北は要予約
通常、自転車を列車に持ち込む場合は、解体する必要があるが「サイクルトレイン」はそのまま持ち込めるのが特長。区間拡大は、利用者から多くの要望があったのに応えた。
御坊―和歌山間は「サイクルトレインプラス」として実証実験する。期間は年内を想定。利用状況やトラブルがないか検討し、継続可能であればそのまま本格導入したいとしている。普通列車が対象。
新宮―御坊間は、ほとんどの列車が対象で、長期休暇(今夏季休暇は7月21日~8月31日)は全列車利用可能にしているが、御坊―和歌山間は、比較的利用者が多い列車があることから、利用可能本数を運行本数の3~4割(和歌山方面行き10~13本、御坊方面行き12~17本)に絞る。
また、新宮―御坊間は従来通り予約不要で、原則自転車の台数制限はないが、御坊―和歌山間は完全予約制とし、1列車当たり3台までとする。
予約はサイトで受け付けている。利用を予約できるのは8月21~31日の列車。8月からは毎月、原則第1月曜午後3時に、翌月分の予約受け付けを開始する。
利用方法や利用可能列車は県内各駅で配布するパンフレットやサイトで確認できる。
■22年度は1万人利用
「サイクルトレイン」は2021年9月、新宮―紀伊田辺間で実証実験を開始、12月に本格導入した。22年4月に紀伊田辺―御坊間を対象に加え、12月には特急「くろしお」の新宮―白浜間でも利用可能にした。
利用者数は21年9月~22年3月の7カ月で約2500人、22年度1年間で約1万人。
「サイクルトレイン」は紀勢線南部の利用促進などの狙いがある。JR西日本和歌山支社の松田彰久副支社長は「普段から継続して使っていただくアイデアを、一つでも多く積み重ねていくことが、ローカル線の利用拡大につながる。地元や利用する皆さまと一緒に引き続き、知恵を絞っていきたい」と話した。
■御坊以北は要予約
通常、自転車を列車に持ち込む場合は、解体する必要があるが「サイクルトレイン」はそのまま持ち込めるのが特長。区間拡大は、利用者から多くの要望があったのに応えた。
御坊―和歌山間は「サイクルトレインプラス」として実証実験する。期間は年内を想定。利用状況やトラブルがないか検討し、継続可能であればそのまま本格導入したいとしている。普通列車が対象。
新宮―御坊間は、ほとんどの列車が対象で、長期休暇(今夏季休暇は7月21日~8月31日)は全列車利用可能にしているが、御坊―和歌山間は、比較的利用者が多い列車があることから、利用可能本数を運行本数の3~4割(和歌山方面行き10~13本、御坊方面行き12~17本)に絞る。
また、新宮―御坊間は従来通り予約不要で、原則自転車の台数制限はないが、御坊―和歌山間は完全予約制とし、1列車当たり3台までとする。
予約はサイトで受け付けている。利用を予約できるのは8月21~31日の列車。8月からは毎月、原則第1月曜午後3時に、翌月分の予約受け付けを開始する。
利用方法や利用可能列車は県内各駅で配布するパンフレットやサイトで確認できる。
■22年度は1万人利用
「サイクルトレイン」は2021年9月、新宮―紀伊田辺間で実証実験を開始、12月に本格導入した。22年4月に紀伊田辺―御坊間を対象に加え、12月には特急「くろしお」の新宮―白浜間でも利用可能にした。
利用者数は21年9月~22年3月の7カ月で約2500人、22年度1年間で約1万人。
「サイクルトレイン」は紀勢線南部の利用促進などの狙いがある。JR西日本和歌山支社の松田彰久副支社長は「普段から継続して使っていただくアイデアを、一つでも多く積み重ねていくことが、ローカル線の利用拡大につながる。地元や利用する皆さまと一緒に引き続き、知恵を絞っていきたい」と話した。