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公共土木に153億8千万円被害 6月豪雨で和歌山県、紀伊半島大水害後最大に

道路が陥没し、通行止めとなった高野龍神スカイライン(6月5日、和歌山県かつらぎ町で)
道路が陥没し、通行止めとなった高野龍神スカイライン(6月5日、和歌山県かつらぎ町で)
 和歌山県は6日、6月2日の豪雨により、河川や道路などの公共土木施設に計153億7700万円(100万円未満四捨五入)の被害があったと発表した。約472億円の被害が出た紀伊半島大水害(2011年)後では最大規模という。

 金額が最も多かったのは河川の101億3700万円で、640カ所で堤防が壊れるなどの被害があった。道路は261カ所で44億6800万円、橋は6カ所で4億2900万円。この他、砂防設備や公園、港湾などの被害もあった。

 このうち、県管理施設の被害額は101億7300万円、市町村管理施設は52億300万円だった。

 市町村管理施設の内訳では、紀の川市が最多の10億9千万円だった。紀美野町の7億9100万円、かつらぎ町の7億600万円が続き、主に紀北や紀中で被害が大きかった。

 印南町以南で被害が確認されたのは印南町7800万円、みなべ町1億4100万円、田辺市5500万円、上富田町1500万円で、いずれも河川や道路に被害が出た。

 県は計画的に復旧を進めていきたいとしている。

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