【動画】大雨で落石の国道168号復旧 4日午後5時から片側交互通行、和歌山県田辺市本宮町
和歌山県は、大雨に伴う落石の影響で通行止めになっていた田辺市本宮町大居の国道168号について4日午後5時から、片側交互通行で通れるようにした。全面通行止めになってからほぼ1カ月。熊野古道の人気ルートである発心門王子(田辺市本宮町三越)へと向かう路線バスも、5日から全便通常通り運行を再開する。
県西牟婁振興局建設部本宮駐在によると、現場は斜面の災害を防止する工事のため、以前から仮設防護柵を設けて片側交互通行にしていた場所。道沿いの斜面はほぼ垂直で、道路面から高さ50メートルほどまではコンクリート吹き付けをしていたが、6月2日に大雨が降った際、その上部から石が落ちてきて道路上に散乱。このため、同日午後1時10分から全面通行止めにした。
県ではその後、斜面の上部を整えてコンクリート吹き付けをしたり、道路に仮設防護柵を設置したりする作業をし、3日に工事が終わった。
ただ、以前から行っていた災害を防止するための工事は終わっていないため、8月下旬ごろから斜面の上部に落石防護柵を設置するなどの工事を再開する予定。1カ月半ほどの工事期間中は時間規制を行い、再び迂回(うかい)路を利用してもらうことになるという。
今回の落石に伴う通行止めで、県は山中や熊野川の対岸を通る市道を迂回路に設定して対応していたが、道幅が狭かったり、いつもより時間がかかったりと住民生活や観光に影響が出ていた。
■全便運行再開 発心門王子へのバス
発心門王子へと向かう路線バスを運行している龍神自動車(田辺市)も通常よりも時間がかかる迂回路を通るために一部の便のみの運行だったが、5日の始発からは全便時刻表通り運行を再開する。
西牟婁振興局建設部本宮駐在は「幹線道路が通行止めになり、地域の方々や観光客にご不便をおかけした。現場の斜面は絶壁のような状態だったが、復旧作業に当たった業者の皆さんが早期復旧に向けて相当頑張ってくれた。今後も斜面上部に落石防護柵を設置するなどの工事があるので、引き続きご協力をお願いしたい」と話している。
県西牟婁振興局建設部本宮駐在によると、現場は斜面の災害を防止する工事のため、以前から仮設防護柵を設けて片側交互通行にしていた場所。道沿いの斜面はほぼ垂直で、道路面から高さ50メートルほどまではコンクリート吹き付けをしていたが、6月2日に大雨が降った際、その上部から石が落ちてきて道路上に散乱。このため、同日午後1時10分から全面通行止めにした。
県ではその後、斜面の上部を整えてコンクリート吹き付けをしたり、道路に仮設防護柵を設置したりする作業をし、3日に工事が終わった。
ただ、以前から行っていた災害を防止するための工事は終わっていないため、8月下旬ごろから斜面の上部に落石防護柵を設置するなどの工事を再開する予定。1カ月半ほどの工事期間中は時間規制を行い、再び迂回(うかい)路を利用してもらうことになるという。
今回の落石に伴う通行止めで、県は山中や熊野川の対岸を通る市道を迂回路に設定して対応していたが、道幅が狭かったり、いつもより時間がかかったりと住民生活や観光に影響が出ていた。
■全便運行再開 発心門王子へのバス
発心門王子へと向かう路線バスを運行している龍神自動車(田辺市)も通常よりも時間がかかる迂回路を通るために一部の便のみの運行だったが、5日の始発からは全便時刻表通り運行を再開する。
西牟婁振興局建設部本宮駐在は「幹線道路が通行止めになり、地域の方々や観光客にご不便をおかけした。現場の斜面は絶壁のような状態だったが、復旧作業に当たった業者の皆さんが早期復旧に向けて相当頑張ってくれた。今後も斜面上部に落石防護柵を設置するなどの工事があるので、引き続きご協力をお願いしたい」と話している。