世界遺産に登録されている和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)そばの田んぼに水が張られる季節を迎えた。夜には日本一の大きさを誇る大鳥居や星空を映し出している。
大斎原にある大鳥居は高さ約34メートル、幅約42メートル。23日未明に訪れた際には田植えに向けて一部の田んぼに水が入っており、天の川が大鳥居の上空で輝く様子が水面に映り、時折、流れ星も輝いていた。
水鏡となったこの時季だけの絶景は近年、交流サイト(SNS)でも人気。多くの写真愛好者が訪れ、三脚を立てて撮影を楽しんでいる。
天の川や流れ星に彩られた熊野本宮大社の旧社地・大斎原にある大鳥居。水田が水鏡となり、風景を映し出した(23日午前0時36分、和歌山県田辺市本宮町で)