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風景印に本宮大社や八咫烏 本宮郵便局

新しい風景印のデザイン画を持つ西清隆局長(左)と九鬼家隆宮司=和歌山県田辺市本宮町で
新しい風景印のデザイン画を持つ西清隆局長(左)と九鬼家隆宮司=和歌山県田辺市本宮町で
 和歌山県田辺市本宮町の本宮郵便局は、新しく作成した風景印の使用を始めた。本宮町の世界遺産・熊野本宮大社や旧社地・大斎原(おおゆのはら)の大鳥居、八咫烏(やたがらす)を題材にしている。

 風景印は消印の一種で、地域の名所や特産品にちなんだ図柄の風景印が全国各地の郵便局で使用されている。

 本宮郵便局ではこれまで、熊野の山々や大斎原を描いた風景印を使用していた。コロナ禍の影響を受けている本宮町を盛り上げようと、本宮大社にも協力してもらい、新しい風景印を作ったという。

 このほど大社を訪れた西清隆局長(48)は押印したはがきや風景印のデザイン画を大社に奉納。「熊野の地のために、何か力になれないかと考えて企画した。風景印を通じて本宮の地をアピールしていきたい」と話した。本宮大社の九鬼家隆宮司(65)は「さまざまな場所や人に、この風景印を押印した郵便物が届いてほしい。一人でも多くの方に風景印を見てもらい、熊野に思いをはせてもらえたら」と期待を寄せた。

 風景印は、本宮郵便局の窓口で申し出があった場合に押印する。郵送で押印を申し込む「郵頼」にも対応している。

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