梅干しを奉納するために熊野本宮大社を訪れ、拝殿でおはらいを受ける関係者(6日、和歌山県田辺市本宮町で)
和歌山県田辺・西牟婁の梅加工業者でつくる「紀州田辺梅干協同組合」は6日、紀州梅干しの発展を願い、今年収穫した南高梅を使った新しい梅干しを田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社に奉納した。
この梅干しは、6月6日の「梅の日」に本宮大社であった記念式典で塩漬けした梅を、天日干しして仕上げた。
この日は組合の大谷喜則理事長(65)ら関係者4人が本宮大社を訪れて、梅干しが入った10キロのたると1キロのたるを一つずつ奉納した。
大谷理事長は「梅産業の発展と、コロナ禍の一日も早い終息を祈願した。今年の梅の作柄が良かったことへの感謝もご報告した」と話した。